禁酒法が終わる頃。

エドワード・G・ロビンソン主演作。ルーズベルトが大統領に当選し、禁酒法が終わりを告げた時にギャング稼業から足を洗うことを決断した主人公バグズが、西海岸で新たな人生を築こうとして、上流階級の女性にプロポーズして承諾される。しかし、その一家は資産を詐欺で築いて、その詐欺会社をバグズに巨額で売り渡す。自分が騙されていたことを知ったバグズは…

ギャング映画の印象が強いロビンソンだが、ギャング組織に法律で対抗する法学部教授や新聞社の編集長など実はバランスを取った役選びをしていたように見える。本作は引退したギャングが、上流階級もどきの詐欺家族に手玉に取られそうになり逆襲するという楽しい作品。ギャングたちが拳銃を使ってポロの競技をするという危ないオチ。