2組の夫婦と渡り鳥写真家。

別荘に休暇を過ごしに来た2組の夫婦。ブランド名を開発する会社を経営する由則と多香子に、由則の妻・美希と夫・充という取り合わせだが、実は美希と充は不倫関係。休暇も締め切りに追われ仕事をする由則と多香子の目を盗んでここでも浮気をする美希と充。しかし、その行為はバレてしまう…

痛飲している野鳥カメラマン・孝志は、過去に大事な人を亡くしていて、彼と話すうちに、美希は彼に付いて駆け落ちを思い立つものの、由則に説得され元の鞘に収まるというのが結末。

お騒がせな夫婦に呆れるラストながら、こんな女性に振り回される未来にならなくて孝志は良かったのだろう。

なぜ結婚を決めたかという話になった時、夫の苗字になった自分の名前が気に入ったからという多香子の言葉が、ふさわしいネーミングをする会社という設定に繋がっているのは面白かった。