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鑑賞日 2025/04/05  登録日 2025/04/06  評点 80点 

鑑賞方法 VOD 
3D/字幕 -/-
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どうしても消えないもの

妻夫木聡が、素性の知れない男の身元調査をする弁護士を演じたミステリー映画。原作は平野啓一郎の同名小説。

最後の最後でドッカーンと大きな謎が放り込まれるけれど、その直前の描写を考えると、こういうことなのかな? という予想はつく。それまでの展開を全て無に帰すような意外性のある作りが面白かった。それを抜きにしても、ミステリー映画としての巧みさは一級品。「こうでもしないと生まれ変われない人はいるんです」と主人公が言う通り、何回上塗りしてもどうしても消えない過去や出自はあるんである。(僕の予想が合っているのならば、だが)そのことをよく分かっている本人がもっと薄っぺらな生まれ変わりを望んだ、というパラドックスが面白い。

演じている役者が皆演技が上手く、物語の難易度もちょうどいいので惹き込まれた。あえて言うのならば、安藤サクラの演じた役が未亡人である必要はあったのか、ということか。良作。