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教皇選挙
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ローマ教皇が死去し、次の教皇を決める選挙を取り仕切ることになった首席枢機卿が自身の信念に従って選挙を遂行しようとする。 教皇を決める選挙=コンクラーベの体制、手順といった制度そのものへの興味に加えて、俗世間でも起きそうな謎が謎を呼ぶ出来事が起きる。コンクラーベを舞台にしたミステリーだ。 世界中からヴァチカンに集まった100人を超える枢機卿による投票は出席者の三分の二以上の票を得る者が出るまで何日も繰り返される。1回ごとに票が割れる。その割れ方(得票数)の変化が選挙の合間の枢機卿たちの行状を映している。 コンクラーベの期間中、枢機卿たちの生活を支えるのは修道女たちだ。そのリーダーは静かな気品と同時に芯の強さを持つ人物。登場場面はほんの僅かだが、中でも「私たち修道女は見えない存在ですが、それでも神は目と耳をお与えになりました」から始まる彼女の場面の迫力が強烈に印象に残った(今年のアカデミー助演女優賞候補になった)。 演じたのはイザベラ・ロッセリーニで、気品と芯の強さは親譲りなのかな…(母親はイングリッド・バーグマン、父親は映画監督のロベルト・ロッセリーニ)などと観客ならではの勝手な想像も楽しんだ。 さまざまな思惑が交錯する選挙は5回目を迎える。投票が始まるその瞬間に地響きが起き、聖堂の天井の一部が崩れ落ちる。薄暗い聖堂に一線の光が差し込む。のちに地響きは外部で起きた自爆テロと判明するが、聖堂の天井の一部が崩れ、そこから差し込む光が、欲でうごめく枢機卿たちに対する神の怒りのようだった。 最終的に選挙の結果は、そうなるだろうなというところへ落ち着くのだが、物語はそれで終わらない。虚を突く驚きを最後の最後に与えるどんでん返し。 ミステリーとして申し分ない作品だった。
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