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ベイビーガール
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ひとえにニコール・キッドマンの偉大さが示される映画。冒頭のセックスシーンで、彼女の表情と声が映画館に響き渡る。この映画のテーマのひとつである「性」について女性の立場からリアルに描かれた点は高く評価できる。キッドマンが支援する女性監督との協働シリーズで、監督のハリナ・レインも含め素晴らしい取り組みをした。 もうひとつのテーマは孤独。言うまでもなく主人公のロミー(ロボット運輸会社のCEO)もそうだが、夫の演出家(アントニオ・バンデラス)も孤独、そして何より偉大な両親を持つことによって孤独に陥る娘のイザベル。同性愛に目覚めた彼女は母親に反抗的だが、その母親が不倫するのに従って母娘関係が改善されてゆく皮肉。ロミーが夫に「あなたとは一度もいったことがない」と罵倒するがこれは女性の本音であろう。男性と女性では性の在り方が違う。 研修生のサミュエルが意図的にCEOであるロミーに近づき、主従関係を逆転させる過程も見事だが、従う側がトップに対し「電話1本であなたを解任できる」と脅迫するシーンのリアル。 ヴィスコンティの一連作品が懐かしい。「夏の嵐」「地獄に堕ちた勇者ども」「ベニスに死す」「家族の肖像」など、ヴィスコンティがこの世に残した至高の芸術作品と本作を比べるのは酷かもしれないが、男女に限らず支配する側とされる側の運命が逆転するドラマは、いわば神話の世界とも言えるものだ。
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