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鑑賞日 2025/04/03  登録日 2025/04/06  評点 63点 

鑑賞方法 映画館/山形県/MOVIE ON やまがた 
3D/字幕 -/-
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正しいことが正義とは限らない

 2022年の日本映画。常に正しくあろうとする正義の男、中村正義が21のエピソードで正義を実行する。公園で独りぼっちの少年に手を差し伸べたら誘拐犯と間違えられたり、財布を拾って交番へ届けようとしたらスリと間違えられたり、限定商品の列に並んでいたけど荷物を持ったおばあさんの手伝いをして物が買えなかったり、会社でぼっちの女子社員に声をかけたら翌日退職したり、人相の悪い男たちに追いかけられてる男を助けたら実は殺人犯で男たちは刑事だったり、忘れ物のリュックを警官に届けたらリュックから覚せい剤が出て来たり、正直者は馬鹿を見る展開のエピソードが20個。最後に入院病室へ面会にこれまで関わった人たちが登場し感謝や謝罪を述べるのだった。
 いかにもあるあるのエピソードの羅列だったので結末は予想通り。それでも自分の正義を貫くとはあっぱれなことです。学習能力ないんかいとも思ってしまった。ほぼ同じパターンの繰り返しを20話見せられるのは少々苦痛でした。最後の21話でこれまで冷たくあしらっていた人たちが病院に面会に来て感謝や謝罪をするエピソードは、まとめには必要だったのでしょうが蛇足に感じてしまった。正直者が馬鹿を見るそのもので終わらせてもよかったんじゃないかなあ。