ハリウッド風映画界ネタ映画はこうなるのか。

　ライアン・ゴズリングとエミリー・ブラント主演の映画界の裏方スタントマンを描いたアクション映画。

　人気アクションスタートム・ライダーのスタントマンのコルトは、撮影中の事故から一線を退いていたが監督を務める元カノ・ジョディと撮影現場で再会する。そんななか、主役俳優トムが突然失踪してしまい、コルトが彼を探すことになる……。
　スタントマンを描いた映画は過去にもバート・レイノルズ作品がある。映画スタントは生身の人間が限界ギリギリのアクションをこなすところに醍醐味がある。最近では映像技術が進歩したのでアクションも特殊技術のオンパレードで人間臭くなくなった。本作のアクションもスタントマンを描いているが、どこまでが生身のアクションでどこからがＡIや特殊技術なのかよくわからないのが残念なところだ。これがすべて生身のアクションだとしたら、もっと食い入るように画面に没頭するだろう。