アメリカ・ニューヨーク州スケネクタディ生まれ。アクターズスタジオで演技を学び、79年「1941」で映画デビュー。「白いドレスの女」(81)の好演が評価され、「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」(85)「ナインハーフ」(86)など80年代のセックス・シンボルとして世界的人気を博す。91年にプロボクサーへ転身し、引退後は再び俳優業に戻るが、試合中の怪我がもとで整形手術したことも災いし、長らく低迷。しかし21世紀に入って徐々に復活の兆しを見せ始め、自身のキャリアを反映させたかのような「レスラー」(08)がヴェネチア国際映画祭金獅子賞を受賞し、自らもアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、完全復活を遂げた。