広島県広島市で生まれ、山口県玖珂郡和木町で育つ。2002年、“第15回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト”でグランプリを受賞し、芸能界入り。翌03年の日本テレビ『ライオン先生』で俳優としてデビューする。04年、矢口史靖監督「スウィングガールズ」で上野樹里らの即席ビッグバンドを指導する唯一の吹奏楽部部員で“黒一点”のキーボード担当・中村拓雄を演じ、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。矢口演出で虚飾を剥ぎ取られた飄々とした佇まいが、作品の空気にマッチして注目を集めた。その後は映画・ドラマに引っ張りだこになり、土井裕泰監督「いま、会いにゆきます」04、大谷健太郎監督「NANA」05、丹野雅仁監督「イツカ波ノ彼方ニ」05などに相次いで出演。06年の宮本理江子監督「チェケラッチョ!!」では、市原隼人らとヒップホップバンドを結成する秀才タイプの高校生役、堤幸彦監督「TRICK劇場版２」06では霊能力者にさらわれた幼なじみの救出を依頼する青年役で印象を残した。翌07年も、安藤尋監督「僕は妹に恋をする」で松本潤の双子の妹に想いを寄せる親友役、小松隆志監督「幸福な食卓」の突然大学進学を止めて農業を始める優等生の長男役などで好演し、李志毅監督「昴／スバル」09の黒木メイサ演じる天才バレエダンサー・すばるを一途に応援するコーヘイ役、篠原哲雄監督「真夏のオリオン」09の軍医・坪田誠役などを経て、白川士監督「NECK」10では怖がりの人気ホラー作家・古里崇史をコミカルに演じる。最新出演映画の三島有紀子監督「しあわせのパン」が12年公開予定。テレビドラマでもその溌剌とした個性が重宝され、フジテレビ『めだか』04、『危険なアネキ』05、『東京タワー／オカンとボクと、時々、オトン』『プロポーズ大作戦』『ファースト・キス』07、日本テレビ『たったひとつの恋』06、『キイナ・不可能犯罪捜査官』09、TBS『だいすき!!』08など数々の作品で脇役をつとめる。09年のTBS『ゴッドハンド輝』では、患者の危機に神がかり的な技術を発揮する新米医師・真東輝役でドラマ初主演。以後も、NHK大河ドラマ『龍馬伝』10の陸奥陽之助役や、TBS『LADY／最後の犯罪プロファイル』11、NHK『咲くやこの花』11、フジテレビ『私が恋愛できない理由』11などで活躍を続ける。