埼玉県秩父市の生まれ。中学時代はサッカー少年で、県大会ベスト4の実績を挙げた。1997年、遊びに来ていた池袋でたまたま受け取ったチラシをきっかけに、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』のオーディションに参加。5000人以上の応募者の中から合格し、15歳でロンドンのバービカン劇場で初舞台を踏む。この時の演技が海外のメディアから“天才少年”と絶賛され、華々しいデビューを飾った。同年のフジテレビ『それが答えだ!』でテレビドラマ初出演。中学校のオーケストラ部顧問となった三上博史演じる天才指揮者と生徒たちの交流を描いた作品で、深田恭子らとともに生徒のひとりを演じる。以後もテレビドラマや舞台での活躍が続き、99年にゴールデンアロー賞新人賞を受賞。2000年の小松隆志監督「仮面学園」で映画初出演し、2作目となる深作欣二監督「バトル・ロワイアル」00でその名が広く知られるようになる。中学生同士が互いに殺し合う衝撃的な内容が国会を巻き込む物議を醸した本作で、中学生たちのひとり、主人公の七原秋也を演じ、ブルーリボン賞新人賞を受賞。その存在を鮮烈に印象づけた。翌01年の日本テレビ『新・星の金貨』01で、連続ドラマ初主演。NHK大河ドラマ『新選組!』04では沖田総司を演じ、舞台でも、育ての親・蜷川演出の『ハムレット』03、『ロミオとジュリエット』04などに出演して、紀伊國屋演劇賞個人賞その他を受賞する。大ヒット漫画が原作の金子修介監督「デスノート」二部作06、福本伸行原作、佐藤東弥監督の「カイジ」シリーズ09・11などのメジャー娯楽作から、脚本家・丸山昇一が松田優作のために執筆したシナリオを元に阪本順治監督が映画化した「カメレオン」08、行定勲監督の群像劇「パレード」10など作家性の強い作品まで、幅広い役柄で得難い個性を発揮し続ける。テレビドラマはほかに、日本テレビ『凍りつく夏』98、テレビ朝日『愛しすぎなくてよかった』98、『遺恨あり/明治十三年・最後の仇討』11、TBS『君が教えてくれたこと』00、『愛なんていらねえよ、夏』02、『おじいちゃんは25歳』10、フジテレビ『ブルータスの心臓』11など多数。