一般社団法人漫才協会には、お笑いコンビ『ナイツ』や『U字工事』、『青空球児・好児』、『おぼん・こぼん』などの芸人が所属(2023年12月現在)。2023年に漫才協会7代目会長に就任したお笑いコンビ『ナイツ』の塙宣之は、漫才協会の改革を目指し、メガホンを取った。漫才協会に所属する芸人たちは、浅草フランス座演芸場東洋館(通称:東洋館)を活動拠点に、連日舞台に立ち続けている。事故で右腕を轢断し舞台復帰に向けてリハビリに励む大空遊平、39年間コンビを組んできた相方・勘太郎を亡くしピン芸人として舞台に立ち続けるホームランたにし、離婚後も同居し続けコンビとして舞台に立ち続けるはまこ・テラこ、結成3年の若手コンビ・ドルフィンソングなど、幅広い芸人たちの横顔を映していく。また、『ナイツ』の師匠でもあり、最後まで舞台に立ち続けることにこだわった漫才協会名誉会長・内海桂子への思い、テレビやインターネットの時代と言われる現代で、塙宣之が師匠から受け継ぎ守っていこうとする舞台への思いなどにも触れ、漫才協会に集った芸人たちの過去・現在・未来を捉えていく。