高校1年生の川島いづみ(池田愛)は、ある日、財布を拾う。中には30万円の大金と学生証。新聞記事を採点するのが日課のいづみは新聞記事から、財布の持ち主は、天下り官僚の息子であることを発見。いづみは勢い余って、その新聞に「-10点」と書き込んでしまう。もやもやとした気持ちを抱えて学校をサボり、釣り堀で竿を垂らしていると、知り合いの印刷屋(桃月庵白酒)がやってきて、不景気で仕事がないとボヤく。いづみは、男に20万円を貸すことに。その後、友だちの蓮実(小篠恵奈)、続いて部活を終えた薫(藤原令子)が合流する。カフェでの支払いをきっかけに、いづみは財布を拾ったことを二人に知られてしまう。財布の持ち主がイケメン男子とわかった蓮実は財布を届けにいくと言い出して、いづみと言い争いになるが、結局、3人一緒に返しに行くことに。いづみ、そして友だちの蓮実と薫、財布の持ち主の佐藤光輝(高山翼)もからめて、財布の中に入っていたはずのお金を介して、いつもとかわんなかった毎日が、いつもとは違う日々になりはじめる。いづみ、そして、それぞれの胸のなかに新しい何かを芽生えさせながら…。