1998年11月、地球の軌道を回っていたロシアの極秘宇宙ステーション「アルマズ号」がレーダーから消え、その4日後、地球の大気圏に突入して爆発した。ロシア政府が闇に葬ったとされるこの宇宙計画は“アルマズ・プロジェクト”と呼ばれ、現在まであらゆる手段を使って情報を集めても、打ち上げた事実を述べる程度のものしか発見されてこなかった。謎多きアルマズ号には当初から様々な噂が存在したが、ロシアの情報筋はその全てを否定してきた。だが、当時ロシア政府はトルコ近海を捜索、宇宙ステーションに搭載されていたブラックボックスを探していた。ところが、ウクライナの過激派グループが、ロシア政府より先にアルマズ号の残骸の中からブラックボックスを回収、これにより最後の4日間に起こった真実を知ることとなった。本作はこの計画の存在を証明し、悲劇の最後までをも収録した映像を編集したものである。脱出不可能な閉鎖された空間で、正気を失っていく乗組員たち。彼らになにが起こり、宇宙船はなぜ管制との交信を絶ったのか。そしてロシアがこの計画を隠し続けた理由とは何だったのか……?