謎の立方体空間から脱出を図る男女の姿を描いた異色サスペンス。監督は「JM」に絵コンテライターとして参加した経歴を持つカナダの新鋭ヴィンチェンゾ・ナタリで、自らの短編『Elevated』(日本未公開)をベースに長編劇映画デビューとなる本作を撮り上げた。立方体空間の造形は、CGを「ミミック」「スポーン」のC.O.R.E.デジタル・ピクチャーズ、特殊効果監督をボブ・マンローとジョン・マリエラ、美術をダイアナ・マグナスがそれぞれ担当。脚本はナタリ、アンドレ・ビジェリック、グレイム・マンソンの共同。製作はメーラ・メーとベティ・オァー。製作総指揮はコリン・ブラントン。撮影はデレク・ロジャース。音楽は「私は人魚の歌を聞いた」のマーク・コーヴェン。編集はジョン・サンダース。出演は『ジャッジメント』(V)のモーリス・ディーン・ホワイト、『プロムナイト4』(V)のニコール・デボアー、「スキャナーズ2」のデイヴィッド・ヒューレット、「クラッシュ」のニッキー・ガーダグニーほか。