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夜の牙

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  • 平均評点

    64.7点(27人)

  • 観たひと

    48

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    10

基本情報

ジャンル アクション / サスペンス・ミステリー
製作国 日本
製作年 1958
公開年月日 1958/1/15
上映時間 102分
製作会社 日活
配給 日活
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督井上梅次 
脚本井上梅次 
渡辺剣次 
製作児井英生 
撮影岩佐一泉 
美術中村公彦 
音楽佐藤勝 
録音福島信雅 
照明藤林甲 
編集辻井正則 

キャスト

出演石原裕次郎 杉浦健吉
岡田眞澄 スリの三太
月丘夢路 花岡真理
浅丘ルリ子 スリのお銀
白木マリ 甲野朱実
澤村國太郎 卓然和尚
小林重四郎 土井耕三
安部徹 赤沼弁護士
西村晃 加納執事
安井昌二 荒木警部補
南寿美子 気違娘トキ
原恵子 母民枝
内海突破 区役所の課長
山田周平 区役所の係長
青山富夫 区役所の戸籍係
山田禅二 法務局係長
弘松三郎 湯本博士
浜村純 立松医師
芝あおみ キャバレーの女
小泉郁之助 刑事A
紀原耕 刑事B
寺尾克彦 刑事C
山口弘 刑事D
柴田新 刑事E
坂井幸一郎 東銀座の食堂のコック
井東柳晴 西銀座の食堂の主人
堺美紀子 飲み屋の女将
村田寿男 寺男
三島謙 兼松
古田詳 乾分A
峰三平 乾分B
榎木兵衛 乾分C
柳瀬志郎 街の与太者A
近江大介 街の与太者B
衣笠一夫 街の与太者C

解説

「嵐を呼ぶ男(1957)」の井上梅次が渡辺剣次と共同で脚本を書き、みずから監督したアクションスリラー。撮影も同じく岩佐一泉。主演は「嵐を呼ぶ男(1957)」の石原裕次郎、岡田眞澄、「美徳のよろめき」の月丘夢路、「禁じられた唇」の浅丘ルリ子。ほかに白木マリ、安井昌二、小林重四郎らが助演。色彩はイーストマンカラー。

あらすじ

場末の盛り場、ガード下に診療所を開いている杉浦健吉は、足を洗うことを条件にチンピラの傷の手当をしてやるような男であった。ある日、チンピラ・スリの三太が、ニュー・フェースの試験を受けるため戸籍を貸してくれとやって来た。苦笑しながらもこの申出を承知、区役所へ戸籍を取りに行った健吉は、自分の戸籍が抹殺されているのを知った。しかも届人は彼が長い間捜していた弟の忠夫となっていた……。その足で死亡診断書を書いた医者を訪れた健吉は死体処理の立会人として背の高いガッチリした男、にやけたやくざ風の男、背が低くて神経質の男、それに気違い女がいたことを知らされた。それともう一人、黒い男が……。また忠夫が銀座でキャバレーを開いていることも。「誰か一人、人が殺されている」健吉はこう叫ぶと、自分の墓のある伊豆へ出かけていった。彼はそこで、自分の墓に花をささげる美しい女を見た。また叔父の家をついでいる執事の加納--背が低くて神経質な男、弁護士の赤沼--背が高くてガッチリした身体の男にめぐりあった。健吉はそこで顔に大やけどをした弟が週一度、土曜日に現われるというカサブランカへ行き「ああ、忠夫さん、エレベーターが危いよ」という気違い女にあった。また支配人の土井がキザッポイ髭をつけた男であることも知った。そして墓場であった女、弟の女という真理を発見、事件は一きょに解決するかに見えたが……。健吉を助けていた三太は、加納殺しの罪をなすりつけられた。健吉も真理の所で弟と名乗る男を追いつめたが、真理のピストルにさえぎられた。単身、カサブランカに乗り込んだ健吉は、弟と名乗る男を追いつめ、エレベーター穴に追いこんだ。意外、それは伊豆の寺の住職卓然だった。弟は卓然に殺されていたのだ。気違い女は弟の愛人だったのだ。恋のサヤ当からこの事実をかくしていた真理は健吉の名を呼びながら毒をあおっていた。

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