男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

にごりえ

  • にごりえ
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    73.9点(98人)

  • 観たひと

    148

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    23

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1953
公開年月日 1953/11/23
上映時間 130分
製作会社 文学座=新世紀
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督今井正 
脚色水木洋子 
井手俊郎 
原作樋口一葉 
企画文学座 
製作伊藤武郎 
撮影中尾駿一郎 
美術平川透徹 
音楽団伊玖磨 
録音安恵重遠 
照明田畑正一 

キャスト

出演三津田健 齊藤主計
田村秋子 齊藤もよ
久門祐夫 齊藤亥之助
丹阿弥谷津子 原田せき
芥川比呂志 高坂録之助
龍岡晋 山村嘉兵衛
長岡輝子 山村あや
仲谷昇 山村石之助
久我美子 みね
中村伸郎 安兵衛
荒木道子 しん
戊井市郎 三之助
北村和夫 車夫
十朱久雄 藤兵衛
南美江 お八重
淡島千景 お力
山村聡 朝之助
宮口精二 源七
杉村春子 お初
北條まき子 お高

解説

文学座、新世紀映画社の共同製作になる樋口一葉の小説のオムニバス映画で、「ひめゆりの塔(1953)」の今井正監督作品。脚本は「あにいもうと(1953)」の水木洋子と「愛人」の井手俊郎が共同で書いている。撮影は今井正とコンビをなす中尾駿一郎(ひろしま)、音楽は「赤線基地」の団伊玖磨である。出演者は「東京物語」の杉村春子、長岡輝子、中村伸郎、「雁(1953)」の芥川比呂志、「幸福さん」の田村秋子、丹阿弥谷津子、三津田健など文学座の面々のほかに、「地の果てまで」の久我美子、「花の生涯」の淡島千景、「蟹工船」の山村聡が出演している。

あらすじ

〔第一話 十三夜〕何もわからぬ娘のまま奏任官原田勇の許に嫁いでいったおせきは、一子太郎を家に残して仲秋の名月の晩実家に帰ってきた。母もよは同情するが、父主計は娘の言い分をなだめ追返す。帰途、おせきが乗った人力車夫は、幼馴染みのおちぶれた録之助であった。二人は今の自分の身を振りかえり幼き日の恋心を打ち明けることもなく、東と南に別れた。 〔第二話 大つごもり〕資産家山村嘉兵衛の不人情な主婦あやの家に下女奉公している気だてのいいみねは、大恩ある伯父安兵衛に大晦日までに前借りを頼まれ、あやに頼むが断られた。止むなくせっぱつまった晦日に二円盗んだ。しかし、幸か不幸か当家の放蕩息子石之助が親の留守に金を盗み出したため、みねに疑いはかからなかった。 〔第三話 にごりえ〕本郷丸山下の新開地、小料理屋「菊之井」の酌婦お力は、今の苦界から逃れようともがいていた。お力の色香に迷い、落ちぶれ果てたもと蒲団屋の源七は今尚お力を忘れかね、「菊之井」の店の前に佇むが、お力は会おうともしなかった。彼女は気前の良い客結城朝之助に憧れるが、心の隅では源七を満更思いきれなかった。内職をして細々一家を支えている源七の妻お初は、お力に嫉妬して罵り、源七に離縁されてしまった。お盆も幾日かすぎた日、袈裟がげに斬られたお力と、割腹した源七の無惨な姿が近くの草叢に見出された。

関連するキネマ旬報の記事

2012年5月上旬号

追悼 淡島千景を抱きしめて:女優論 それぞれの淡島千景 (1)「にごりえ」

1954年2月上旬ベスト・テン発表特別号

座談会 「にごりえ」に出演して:杉村春子×長岡輝子×丹阿彌谷津子×北城真紀子×淡島千景

「にごりえ」の感想:

1954年新年特別号

日本映画スチール・コンクール参加作品:にごりえ

日本映画批評:にごりえ

1953年11月下旬号

日本映画紹介:にごりえ

1953年11月上旬号

グラフィック:にごりえ

1953年10月下旬号

「にごりえ」の撮影を見る:その十三夜

1953年増刊 名作シナリオ集

にごりえ:今井正 監督作品 水木洋子/井出俊郎 脚本