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カルメン純情す

  • かるめんじゅんじょうす
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  • 平均評点

    63.5点(72人)

  • 観たひと

    120

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1952
公開年月日 1952/11/13
上映時間 102分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督木下恵介 
脚本木下恵介 
製作小倉武志 
撮影楠田浩之 
美術浜田辰雄 
音楽黛敏郎 
木下忠司 
録音大野久男 
照明豊島良三 
出演堺駿二 

キャスト

出演高峰秀子 カルメン
若原雅夫 須藤
淡島千景 千鳥
小林トシ子 朱實
斎藤達雄 須藤の父
村瀬幸子 須藤の母
東山千栄子 女中きく
三好栄子 熊子婦人
日守新一 野村
坂本武 ラッキーの親爺
高松栄子 ラッキーの親爺の女房
竹田法一 忠僕山下
増田順二 牛島
須賀不二男 新島
北原三枝 細井レイ子
磯野秋雄 朱實の彼氏
多々良純 劇場のマネージャー
望月優子 ポン引の女

解説

製作は「彼を殺すな」の小倉武志が当たり、九ヶ月ぶりでこの七月フランスから帰国した木下恵介監督の第一回作品。撮影は「海の花火」の楠田浩之、音楽はフランス帰りの黛敏郎(足にさわった女)、木下忠司(鳩)の共同担当である。出演者は「カルメン故郷に帰る」の高峰秀子、小林トシ子の両人、「夏子の冒険」の若原雅夫、「武蔵と小次郎」の淡島千景の他、村瀬幸子、東山千栄子など新劇人達が助演している。

あらすじ

浅草のストリッパー、カルメンのもとに男に捨てられた旧友朱實が赤ん坊を抱いて舞込んできた。善処のめどもつかないまま、二人は泣きの涙で赤ん坊を捨てたが、折からの火事騒ぎで急に心配になり、引返してくる。ちょうどパリ帰りの芸術家須藤が家の前の捨て子を許の情婦レイ子の仕業と思いこみ、カンカンになって電話で相手を難詰している最中だった。須藤と知合ったカルメンはその不可解な様式の作品に大感激し、やがて尊敬がほのかな慕情に変わる。須藤にモデルを頼まれても裸になれない彼女だった。須藤は代議士候補佐竹熊子女史の娘、アプレ派の千鳥と、三百万円の持参金目当に婚約しているが、ある日下情視察と称する熊子女史を案内してストリップ小屋に現れた。客席に恋しい人を見出したカルメンは、どうしても裸になれず、ついに馘を言渡された。朱實と共に日雇仕事を転々して今はラッキー食堂に勤めているカルメンの所へ、千鳥、須藤の結婚を呪う手紙の主と誤解した熊子女史が怒鳴りこんでくる。あまりにも真剣なその様子を須藤が自分を愛しているためと勘ちがいした彼女は、千鳥に恋を譲り、幸福に微笑みながら迫る生活苦と闘うのだった。

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