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黒の切り札

  • くろのきりふだ
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  • 平均評点

    57.5点(15人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    2

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1964
公開年月日 1964/7/25
上映時間 89分
製作会社 大映東京
配給 大映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ モノクロ/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督井上梅次 
脚本長谷川公之 
企画原田光夫 
撮影渡辺徹 
美術高橋康一 
音楽秋満義孝 
録音飛田喜美雄 
照明田熊源太郎 
編集関口章治 
スチル柳沢英雄 

キャスト

出演田宮二郎 根来恭平
山下洵一郎 林哲也
待田京介 多田健吉
宇津井健 大崎稔
藤由紀子 森知子
万里昌代 西原美樹
内田朝雄 深沢義則
北城寿太郎 郷田六造
村上不二夫 宇部泰助
若松和子 桂和代
十和田翠 ミミイ君川
田中三津子 高瀬進子
小山内淳 小山課長
北原義郎 雨宮検事正
中条静夫 加藤警部
宮島健一 根来信通
守田学 佐々木
藤山浩二 上木
橋本力 吉野
長田健二 宮武
大川修 
竹村洋介 広瀬事務官
青山良彦 雨宮事務官
中田勉 本木三太
谷謙一 深沢の秘書
吉葉千郎 宇部の秘書
春本富士夫 香取重役
隅田一男 他の重役
石黒三郎 新聞記者A
川島真二 新聞記者B
松山新一 財務省課員
大庭健次朗 ヘリコプター操縦士
中原健 空中ケーブルの駅員
津田駿 支配人斎藤
森一夫 ナイトクラブのボーイ
犬塚弘 信用金庫へ来た刑事
伊達正 信用金庫守衛
加藤雅子 知子の友人
原田玄 県警刑事
山口健 別荘番の爺さん
南堂正樹 精神病患者
杉森麟 医師
一条淳子 看護婦A
藤野千佳子 看護婦B
河原侃二 哲也の父
吉見明子 かつら苑の女中

解説

「売春地下組織」の長谷川公之がシナリオを執筆「犯罪のメロディー」の井上梅次が監督した黒シリーズ十三作目。撮影はコンビの渡辺徹。

あらすじ

新日本開発会長深沢義則は、戦後満洲浪人と称して、ある元子爵のもとに身を寄せその肩書を利用して、法の裏側を巧みに泳ぎまわり今は経済界裏街道の旗頭にのし上っていた。彼のあくどいやり口は、多くの犠牲者を出していた。その一人林商事の社長は、深沢の請負業者郷田から借りた高利の金を返済できず放火自殺をした。林哲也はその息子だ。また郷田にシマを潰され、親分を殺された近松組の多田健吉もその犠牲者であった。そして最後に、根来恭平は、元子爵であり深沢を親身に世話しながら遂に深沢に屈し、妻を奪われ、宝石など莫大な財産を取られ、発狂して病院送りとなった父を持つ、身であった。根来は大学で法律を学びながら深沢に強い復讐心を抱くと共に、穴だらけの法律に不信の念を抱いていた。そして父の仇深沢に復讐を決意すると、彼は同時に、大学時代の親友大崎にも対決することになった。彼は大学時代、根来と森知子を奪い合った仲であったが、今は検事となっていた。恭平は郷田が経営するナイトクラブに、サキソフォン奏者として乗りこみ、郷田にとりいって、深沢の周辺を探った。まず極東信用金庫の理事宇部泰助から、不正のある帳簿を奪い大崎に送った。深沢の悪さはそこからくずれるかに見えたが、せっかく逮捕した宇部を、郷田の計略にかかり、殺させてしまった。恭平の攻撃は更に、財務省小山課長に向けられた。深沢が計画する白雲山開発のためには、小山の認可が必要であった。ナイトクラブの踊り子や女給を動員して小山の汚職の一切を吐かした恭平は、そのテープと、葬送行進曲、を深沢に電話で流し、深沢を恐怖に陥し入れた。だが、その小山も、深沢の計に落ちて殺された。憤激した恭平は、大崎の手ぬるさにあきたらず、哲也、健吉をつれて、深沢の本拠地“かつら苑”にのりこんだ。いち早くこの情報を探知した深沢は、空中ケーブルに時限爆弾を仕掛けて、待ちかまえていた。だが勝利に酔った深沢は、空中ケーブルを見ながら、恭平が落した爆弾で車ごと焼け死んだ。ケーブルの中の恭平らは、折しも上空を飛ぶヘリコプターに救助された。そしてかけつけた大崎らの手に依って、郷田も、遂に手錠をかけられた。

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