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みんなわが子

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  • 平均評点

    72.0点(15人)

  • 観たひと

    25

  • 観たいひと

    3

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/2/1
上映時間 93分
製作会社 全国農村映画協会
配給
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督家城巳代治 
脚本植草圭之助 
製作中山亘 
撮影井上莞 
美術岡田戸夢 
音楽池野成 
録音加藤一郎 
照明森康 
編集沼崎梅子 

キャスト

出演桑山正一 沼田先生
高津住男 木谷先生
中原ひとみ 西野先生
辻伊万里 谷口寮母
三崎千恵子 梅村寮女主人
真山知子 京子
大森義夫 村長
富田仲次郎 住職
日野道夫 源作
島田敬一 勘造
加藤土代子 まり
日岸喜美子 勘造の女房
田上嘉子 邦雄の母
北林谷栄 房吉の母
赤木蘭子 順一の母
田湖章子 秀代の母
陶隆 房吉の父
大町文夫 校長
上林詢 三沢海軍少尉
溝口幸二 大木海軍少尉
桝谷一政 木下海軍少尉
小沢弘治 上林海軍少尉
小柴広吉 佐野邦雄
森坂秀樹 時岡勝太
石関元 北村亮平
吉田守 吉川武夫
石坂博 馬場洋一
新井慶次 安本房吉
北邑長勤 内田順一
萩原宣子 木村秀代
高橋千恵子 細木道子
松本美智子 大宮芳子
深沢裕子 上野妙子
古屋美津代 木村幸子

解説

未来社版「学童疎開の記録」を植草圭之助が脚本化し、「若者たちの夜と昼」の家城巳代治が監督した全農映の第二回作品。撮影は「サムライの子」の井上莞。

あらすじ

昭和二〇年夏--。東京から国民学校の生徒たちが疎開してきている梨本市に突然空襲警報が鳴りわたった。そして避難する生徒たちのうえにB29はビラをまいていった。ビラは先生たちに回収されたが、もと旅館であった宿舎の梅村寮へ帰ってきた第三分団の生徒たちは、洋一がポケットへ隠しもってきたビラを読んで顔いろを変えた。ビラには米軍が沖縄を占領したと書いてあった。木谷先生は否定したが、ラジオは玉砕を報道した。疎開学童はいつもおなかをすかしていた。母親の面会が待ち遠しかった。梅村寮へは三沢たち若い海軍少尉がよく菓子をもってやってきた。梅村の娘京子はその三沢にひそかな愛情をいだいていた。許可書のない面会や、近くの浴場を利用して花柳病に感染した女生徒がでたりで、先生も生徒も、あわれな日々を送った。戦地へたつことになった三沢たちがおわかれにやってきた。軍歌をうたい楽しく最後をすごしたその後、三沢と京子は拳銃で自殺した。翌朝、死体は憲兵に付添われて運びだされたが、町の人はその死体を非国民だとののしった。空襲はますますはげしくなり、生徒たちは山奥の寺に再疎開した。医者のいないところなので、からだの弱い房吉や秀代は残留することになったが、秀代は内気な妹の幸子と離れるのが心配だった。生徒たちは空腹に耐えかねて絵具をなめた。梨本市が空襲にあい残留組の生徒たちが寺へ避難してきた。だが秀代と房吉の姿はみえなかった。二人の告別式がおこなわれた。房吉の母は泣き叫び、秀代の母はちいさな骨箱を抱きしめ幸子を連れて東京へ帰った。主食の配給はおくれ、西野先生は買出しに奔走したが、どの農家も疎開ものには冷たかった。そして終戦。先生たちの気持は複雑だった。生徒たちはミコシをかつぎ出し明るい声でワッショイ、ワッショイと叫ぶのだった。

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