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サード

  • さーど
  • A Boy Called Third Base
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  • 平均評点

    74.5点(168人)

  • 観たひと

    252

  • 観たいひと

    19

  • レビューの数

    27

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/3/25
上映時間 103分
製作会社 幻燈社=ATG
配給 ATG
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督東陽一 
脚本寺山修司 
原作軒上泊 
企画葛井欣士郎 
製作前田勝弘 
撮影川上皓市 
撮影助手小林達比古 
美術綾部郁郎 
美術助手渡辺正弘 
音楽田中未知 
録音久保田幸雄 
録音助手川嶋一義 
照明上村栄喜 
照明助手磯崎英範 
編集市原啓子 
衣裳東京衣裳企画室 
製作進行石川泰正 
助監督青池憲司 
スチル江西浩一 
協力坂本明郷 
大谷浩之 
星埜恵子 
高城哲 

キャスト

出演永島敏行 サード
吉田次昭 ?B
森下愛子 新聞部
志方亜紀子 テニス部
島倉千代子 おふくろ
内藤武敏 裁判官
峰岸徹 ヤクザ
片桐夕子 赤いセーター
西塚肇 短歌
根本豊 とべちん
池田史比古 アキラ
佐藤俊介 小指
鋤柄泰樹 漢字
水岡彰宏 異論
若松武 緘黙
飯塚真人 宮島
宇土幸一 イレズミ
渋谷茂 田中
尾上一久 吉田
藤本新吾 小山
岡本弘樹 ヨシミ
穂高稔 院長
市原清彦 主任
今村昭信 教官山辺
杉浦賢次 教官広田
清川正廣 教官鈴木
津川泉 教官小野
小林悦子 黄色いスカート
大室温子 サファリルック
秋川ゆか ムーヴィ
関口文子 チビ
角間進 
北原美智子 祭りの少女
品川博 宗教家

解説

一人の少年院生が、少年と大人の狭間を彷徨しながらも、成熟に向って全力で走り抜ける姿を描く、軒上泊原作『九月の町』の映画化。脚本は「ボクサー」の寺山修司、監督は「日本妖怪伝 サトリ」の東陽一、撮影は川上皓市がそれぞれ担当。

あらすじ

関東朝日少年院は三方を沼で囲まれている。鉄格子の中で、少年達は朝早くから点呼、掃除、食事、探索等の日課を黙々とこなす。元高校野球の三塁手として活躍した通称サードもその少年達の一人であった。しかし、数日前、上級生のアキラがサードの優等生ぶりが気に入らずケンカをしかけたため、二人は単独室に入れられていた。ある日、サードの母が面会にやってくる。退院後の暮しをあれこれ心配する母に、サードは相変らず冷淡な態度を示すのだった。少年達が待ちこがれる社会福祉団体SBCがやってくる。三ヵ月に一度やって来るこの日だけが、若い女性に接する事ができるのである。SBCとのソフトボールの試合中、一人の少年が院に送られてくる。サードの仕事仲間で数学IIBだけが取得の、IIBと呼ばれている少年である。ある日、農場で一人の少年が逃走した。誰とも口をきかなかった、緘黙と呼ばれる少年である。その騒ぎにまぎれて院の生活に馴じめないIIBも逃走を図るが、やがて連れ戻される。サードはそんなIIBを殴り倒す。走っていくなら何処までも走れと、無言で語るサードの表情には、確固とした決意が読みとれた。サードの頭の中に在るのは、ここへ護送される途中に垣間見た、祭りの町を走り抜ける夢であった。彼が「九月の町」と名付けたその町は、彼が少年から大人へと成長する時に、彷徨しながら通りすぎる青春であった。

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